近年、注目すべき現象のひとつが「ワーホリ中に結婚を考える人が増えている」という点です。ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)は本来、語学習得や就労、旅行などを目的に若者が海外で過ごす制度ですが、その滞在中に「人生のパートナーを見つけたい」「帰国後を見据えて婚活したい」と考える人が年々増えているのです。
この記事では、海外婚活カウンセラーの視点から、なぜワーホリ中に結婚を意識する人が増えているのか、その背景と理由、そして婚活のチャンスを広げるための具体的なアドバイスをご紹介します。
目次
ワーキングホリデーとは?簡単なおさらい
まずは、ワーキングホリデーの制度について簡単におさらいしておきましょう。
ワーホリは、日本と協定を結んでいる国に一定期間(多くの場合1年間)滞在し、語学学校に通ったり、アルバイトをしたりしながら生活できる制度です。対象年齢は18歳から30歳程度で、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ドイツなど、人気の渡航先が多くあります。
滞在先では「自由度の高い生活」が特徴で、自立した生活力や異文化への適応力が身に付きます。一方で、現地での孤独感や将来の不安を抱く人も多く、「今後の人生設計」を真剣に考える時間となるケースが増えています。
ワーホリ中に結婚を意識するようになる主な理由
海外生活で「人生観」「結婚観」が変わる
ワーホリでは、異なる文化や価値観に触れることで、これまで当然だと思っていた「結婚観」が大きく揺さぶられます。たとえば、現地の人々が「結婚=形式ではなく、信頼とパートナーシップ」と考えている姿に触れることで、日本での「年齢的な焦り」や「周囲の目」に囚われず、自分らしい人生設計を考えるようになります。
このようにして、形式にとらわれない「本当に必要な相手とは?」という視点が芽生え、より本質的な婚活を志すようになるのです。
周囲の人との価値観の違いに気づく
ワーホリ中は、多国籍の友人や現地の恋人ができることもあります。その中で、「日本人としての価値観」や「パートナーシップに求めるもの」に気づき、帰国後に日本人と結婚したいと考える人も少なくありません。
「一緒にいて居心地がいい」「文化的な背景が共有できる」「人生の優先順位が似ている」と感じる相手を求めるようになり、早い段階で結婚を意識する人が増える傾向にあります。
将来の不安や孤独を感じやすくなる
海外生活は華やかな面ばかりではありません。言語や生活習慣の違い、仕事の不安定さ、病気や怪我など、サポートの少ない環境に置かれることもあります。特に長期滞在中、ふとした瞬間に「ひとりで生きていく不安」に直面し、「安心できるパートナーが欲しい」と強く感じるようになる人が多いのです。
ワーホリ後のキャリア設計を見据えた婚活
ワーホリの期限は基本的に1年で、延長や他国への移動もあるものの、多くの方が「帰国後のキャリア」「今後の生活設計」を真剣に考えるようになります。語学力を活かして外資系企業への転職を目指す人、再度の海外留学を検討する人など、今後のライフスタイルと結婚のタイミングを意識しながら、「いつ・どこで・誰と暮らすか」を考えるようになります。
ワーホリ中に婚活を始めるメリット
自分と向き合う時間がたっぷりある
ワーホリ中は、日々の仕事や移動の合間に、自分自身と向き合う時間が多く持てます。「どんな相手と一緒にいたいか」「どんな未来を築きたいか」といった問いに、冷静に向き合える貴重な期間です。これが、婚活において非常に有利な点でもあります。
結婚相手に求める条件が明確になる
海外での人間関係や恋愛経験を通じて、「自分にとって本当に大切なもの」が明確になります。たとえば、言語の壁を感じた経験から「日本語で深く話せる人がいい」と思うようになったり、現地での孤独感から「家族を大切にする人と暮らしたい」と思うようになったり。
オンラインで日本とつながる婚活ができる
現代はZoomなどのビデオ通話、婚活マッチングサービス、結婚相談所などを通じて、海外からでも本格的な婚活が可能です。特に「海外在住者の婚活支援」に特化した結婚相談所では、現地と日本をつなぐ形でのサポートが受けられるため、距離のハンデを感じずに活動を進められます。
ワーホリ中の婚活で注意すべき点
ビザの条件と滞在期限
ワーホリビザは期限付きであり、現地での婚姻や移住を検討する場合には、法的なステップやビザ変更の手続きが必要となります。「現地で出会った相手とすぐに結婚して移住」というのは簡単ではありません。ビザや国際結婚に関する知識も必要です。
本気の出会いを求めるなら「遊び目的」と線引きを
現地の出会いはカジュアルな関係になりやすい傾向もあります。異性との関わり方や恋愛観が異なる中で、「自分は本気で結婚を考えている」と明確に伝えることも必要です。
日本での将来設計も忘れずに
ワーホリ中に出会ったとしても、帰国後にどう暮らすか、相手との居住地をどうするかという視点はとても重要です。結婚はゴールではなく、スタート。その後の暮らし方や働き方を見据えて、現実的に話し合いができる相手を選ぶことが大切です。
海外婚活カウンセラーとしてのアドバイス
海外に滞在しながら婚活を進める方には、次の3点を意識していただきたいと思います。
- 目的を明確にする
恋愛と結婚では求めるものが違います。「どこで、どんな暮らしをしたいのか」「どんな価値観の人と生きたいのか」を言語化することが、良いご縁につながります。 - 信頼できる婚活サポートを選ぶ
海外在住者を支援する結婚相談所は、現地事情に詳しく、距離や時差を越えてしっかりとサポートしてくれます。プロフィールの書き方やお見合いの調整など、プロの視点からのアドバイスを得ることができます。 - タイミングを逃さない
帰国後に婚活を始めるのではなく、ワーホリ中から「出会いの種」を蒔いておくことが、スムーズな結婚への近道です。将来の可能性を広げるためにも、今この瞬間を有効に活用しましょう。
まとめ:ワーホリは人生の転機。婚活にも絶好のチャンス
自由で刺激的な海外生活は、自分を深く見つめ直すチャンスであり、同時に「生涯のパートナーを見つける」ための貴重な時間でもあります。
もし今、ワーホリ中に「将来をともに歩める相手に出会いたい」と考えているなら、その気持ちは自然であり、素晴らしいことです。一人で悩まず、経験豊富なプロのサポートを活用しながら、一歩踏み出してみてください。
海外での経験を「婚活の強み」に変えられるのは、あなた自身です。
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